高尾山を飛び出して、
今回は丹沢山系の大山にチャレンジです。
季節も秋深くなってきた今日この頃、
寒さ対策は万全に。
真っ暗なうちに家を出て、
伊勢原駅で、
いつもはしない腹拵えに肉まんを頬張る。
以前、「標高は1200m超(高尾山の約2倍)だけど初心者でも大丈夫」という感じのネットの記事を見て、正直ちょっと甘く見てました。
小田急線伊勢原駅からバスで30分、
そこから阿夫利神社までの道のりは、
キツかったけれど、まあこんなものかなって感じ。
この通り天気も景色も良くて気持ちよかったし。
しかしその先、
登山道を登り始めてみれば急勾配の岩道。
それがいつまでもいつまでも続く。
画像ではその険しさが伝わらないので動画に収めてみました。
うーん、やっぱり伝わらないかな。
実際、登り始めて30分で腰が痛くなる。
ここでヘルニアが再発したら登頂を断念するどころかリハビリ登山の意味もない。
まだ登りはじめたばかりなのに、
嫌な想像しか膨らまない絶望感がよぎる。
そこでちょっと一息。
取り出したのは非常用のかんぱん。
はじめての丹沢登山だし、
もし万が一滑落や遭難した時のためにと、
家の非常持ち出し袋から引っ張り出してきたのでした。
そして気を紛らわせるためにカンパンを口に放り込む。
すると力が蘇ってきました。
痛かった腰もあら不思議、
なんだか楽になったかも。
恐るべしカンパンパワー。
まあ、その先の道のりも岩場が続くことに変わりないのですが、
なんとかペースを取り戻し、
山頂近くの見晴らし台で富士を仰ぐ。
紅葉も相まって高尾山とは一味違う眺め。
そしてやっとのことで山頂に到着し、
早速今日の山ごはん。
久々の「カップヌードルのウインナー添え」。
しかも本日のウィンナーはお湯を注ぐと足が開くタコ足ウィンナー!
このメニューを山頂で食べる醍醐味は、
はじめて丹沢を登った時に恩師から教わったもの。
それを大山で再現できて、
ひとり密かに感動。
とびきりの山ごはんとなりました。
山頂からは、東京、横浜、江ノ島、城ヶ島、駿河湾、真鶴、果ては伊豆大島までが望める絶景でした。
そして帰り道は今登ってきた急勾配の岩道をひたすら下る。
急勾配だけに登りの半分以下の時間で降りてきた。
だけど悲鳴をあげた、足、膝、腰。
なので無理せず、
最後はケーブルカーで麓まで。
麓の参道にある猪鍋や鹿鍋の看板に心惹かれながらも、結局伊勢原駅までバスに揺られ、
駅そばを食す。
コロッケ蕎麦が美味と聞き早速注文。
食べている間にカレーコロッケがツユに溶け出して、これがまた美味!!!
山の空気と景色とごはん、
満喫の一日でございました。
東京から西へ向かう車や新幹線でいつも目にする大山の景色も、
これからはまた違った感慨で眺めることになりそうです。
余談ですが、
見晴らし台でベテランの登山者に聞いた話では、
今日行った伊勢原から登る岩場のルートより、
秦野からヤビツ峠を行くルートの方が景色も楽しめ、
勾配もなだらかで初心者には良いそうです。
うん、次回はそっちで!
暖かくなったらまた行こう。